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第1話 自分の色 探す

2020年10月1日

自分の色を探して 第1話

いきなりそう聞かれたら戸惑いますよね。

 

「自分の色?」

 

色、すなわちカラーのことです。

単に色彩の事を「色」と言います。

しかしそれだけが色でしょうか?

他にもいろいろな色があります。

その人の個性、またはポリシーのようなものを「色」「カラー」と言ったりします。

艶っぽいことをお色気などといいます。

本流ではない、変わり種のことをイロモノといいます。

 

そして、種類が多いことやバリエーションが多いことを「いろいろ」といいます。

本当に、色の意味はイロイロです。

 

ただし、このサイトでは、「色彩」をメインに扱っていきます。

そして、自分の色を探すことを目指します。




 

色の意味イロイロ

あなたが「好きな色は何ですか?」と聞かれたとします。

この質問には比較的答えやすいですよね。

 

「青です」

「白です」

「ピンクです」

「オレンジです」

「赤です」

「黄色です」

「グリーンです」 など。

色の名称を素直に答えるパターンです。

色彩の世界では色の名前のことを「色名(しきめい)」と呼びます。

普通は「色名(いろめい)」ということのほうが多いようです。

このサイトは、色彩のサイトっぽく「色名(しきめい)」としたいと思います。

まぁ、漢字で書けば同じですけど。

 

質問の答に戻ります。

こんな答え方もありますよね。

「海の色です」

「桜の花の色です」

「新緑の萌えるような色です」

「雨にぬれた紫陽花の色です」

「暑い夏の輝く雲と空の色です」 など。

 

主に自然に例えて答えるパターンです。

さらには このような答え方もあります。

「パステルカラーです」

「シャーベットトーンです」

「ヴィヴィッドな色です」

「モノトーンです」

 

挙げたらきりがないですね。

今回は色についてイロイロと考えてみます。



紫外線が気になりますか?

紫外線が気になりますよ。

日焼けはお肌の大敵です。

 

そしてその原因は紫外線!

英語で言うとUVですね。

これはウルトラバイオレットの頭文字です。

ウルトラは「超える」という意味で、ここでは外側の意味合いで使われています。

 

でも、ちょっと考えてみたら、紫を英語で言うとパープルです。

バイオレットとパープルは違いう言葉であり、違う色です。

 

つまり「紫外線」を英語にすると「ウルトラパープル」ですね。

でもそのような言葉の使い方はしません。

何がおかしいのか整理してみます。

 

パープル ⇒ 紫

バイオレット ⇒ すみれ色 ⇒ 青紫

 

そもそもこの2つは、色自体が近いけど違うのです。

色彩の世界では明確に区別しています。

青紫といえばすみれ色。

代表の色名をあげてみると、こんな感じです。

 

青紫は すみれ色、桔梗色、藤色、パンジー

 

紫は しょうぶ色、江戸むらさき、茄子紺、あやめ色、ラベンダー

 

赤紫は 牡丹色、マゼンタ、チェリーピンク

人によって捉え方がかなり違います。

青紫も紫も赤紫も全部まとめて紫とする人もいます。

 

赤紫をピンクという人もいます。

青紫を青の中に含めちゃう人もいます。

本当に人それぞれです。

 

 

ここで吟味しなければいけないのは、「紫外線」と「UV」との表現としては、どちらが正しいかということです。

これには明確な正解があります。

 

正解は UV です。

 

私達がみている色はすなわち光のことです。

人の目で見える色(光)を可視光といいます。

 

よく知られているのが虹の七色ですね。

UV(ウルトラバイオレット)というのは虹の七色の外側ということです。

 

虹の色は「赤」から始まって「すみれ色」(バイオレット)までなのです。

ですから、「赤・橙・黄・緑・青・藍・紫」というのは実は正しくありません。

 

すみれは漢字で書くと「菫」です。

音読みは「きん」ですね。

そういう理由で「赤・橙・黄・緑・青・藍・菫(きん)」というのが正しいのです。

 

しかし日本人は、一番最後の色名を「紫」と読んじゃったのですね。

だから「紫外線」になりました。

本当はすみれ色だったのに。


  
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ところで UVはウルトラバイオレットなのですが、何がウルトラなのでしょうか?

ウルトラは「~を超える」という事ですが、これも分かりにくい表現ですね。

実際は「波長」が、人間が見える範囲を超えるということです。

しかも、波長が短すぎて見えないのです。

紫外線の波長は短すぎて見えない・・・つまり、長さが足りなのです。

それを、超える(ウルトラ)と言われても分かりにくいですよね。

 

ごくたまにUVを「アンダー・バイオレット」としている文章を見たりします。

間違いは間違いなのですが、実際はこちらのほうがしっくり来る気もします。

感覚としては、見える範囲の外側なので、「外側」と言ったほうがしっくりきます。

そう言う意味では、「紫外線」という言葉は上手な表現です。

 

ということで、正しくしっくりくる表現はというと「菫外線」(きんがいせん)ですね。

そんな言葉は聞いたこともないとお思いでしょうが、実はこの「菫外線」という言葉はあります。

広辞苑などの辞書にも載っていますよ。

 

世の中には、こだわって「菫外線」という言葉を使う人もいるのですね。

このサイトでは、ここまで説明しておきながらも、あまりこだわりはないので「紫外線」という言葉を使います。

 

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