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第6話 色の三原色 絵の具

2020年10月13日

自分の色を探して 第6話

RGBは光の三原色と表現されますが、正確には色光の三原色です。

色光は光のことですから、他の光を追加すると明るくなっていきます。

そして最後には最も明るい色である白になります。




 

その一方で、紙媒体におけるカラー印刷は色を重ねていくと徐々に暗くなります。

このように印刷に使う色は色材と呼ばれます。

インクや絵の具のことですね。

色材にも三原色が存在します。

 

①黄色(YELLOW)②シアン(CYAN)③マゼンタ(MAGENTA)

 

カラープリンターのインクの色は、この三色と黒を使いますよね。

シアンやマゼンタに関しては、明るい色の再現が難しいということで、ライトシアンやライトマゼンタのインクを用意して対応することもあります。

この場合のライトは、明るいという意味ですね。

 

色材は色をそのまま重ねていきます。

光ではなく、インクでは色を重ねると暗くなるのですね。

明るさを引き算します。

 

ですから、こちらは「減法混色」と呼ばれています。

さぞかしきれいな色になるだろうと考えて、絵具の色をぜーんぶ混ぜた経験はありませんか?

出来上がった色を見てみると、黒に近いような、地味な色になってしまいます。

 

減法ですから色(正確には光)がどんどん引かれていき、最後には最も暗い色になってしまいます。

最も暗い色は「黒」です。

色の三属性

色の三要素、三原色と見てきましたが、次は色の三属性です。

色の三属性とは、色の性質のことです。

色を定義するときに用いられます。

 

①色相 ②明度 ③彩度

 

色相とは「色み」のことです。

「赤」とか「青」とか「緑」とか・・・

人の顔はそれぞれ特徴があり、違いを見分けることができます。

それを「人相」と呼んでいます。

同様に色にもそれぞれ特徴があり、見分けることができます。

それが色相です。

 

明度とは明るさの事です。

「白」が最も明るく「黒」は最も暗い色です。

 

では、色みのあるのはどうやったら分かるのでしょうか?

 

モノクロコピーをしてみましょう。

「黄色」は白に近くなります。

これは、明るいという事です。

逆に「青」は黒に近いですよね。

つまり暗い色です。

では、「赤」はどうでしょう?

「赤」の語源は「明るい」から来ています。

このことから考えると赤は明るそうですが、実は意外と暗いのです。

カラー写真をモノクロコピーしてみるとわかります。

赤は意外と暗いでしょ。

 

しかし、赤は明るい色だと信じて疑わないご年配の方もいらっしゃるので、「赤は暗い色です。」なんて言っちゃうと、文句を言われたりします。

注意が必要です。

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彩度とは、色の鮮やかさです。

(鮮度と呼んじゃうと、他のものになってしまいます。)

色味のとっても強い色が彩度が高い色です。

 

ビビッドと表現することもあります。

ちなみに、このように彩度がとっても高い色は「純色」と定義されています。

しかし、多くの人は「原色」と表現します。

これも、「それは原色ではなく、純色と言うのですよ」なんて注意をしようものなら、たちまち嫌な顔をされます。



有彩色と無彩色

色味のある色を有彩色といいます。

①色相 ②明度 ③彩度 の、三属性で表すことができます。

 

一方、色味のない色を無彩色といいます。

明度 だけがあります。

無彩色は、明るい方から白、グレー、黒です。

 

ただし、グレーは明るさによって白っぽいグレーから黒っぽいグレーまで無段階で無限にあります。

 

物体に光が当たると

物体に光が当たると、どうなるのでしょうか?

これも三つの言葉で表現されます。

 

以前「反射」「吸収」の二つについて述べました。

 

「反射」は、はねかえる光です。

光はたくさんの色を含みます。

そのうちの一部が反射します。

そして、私達は反射した光を、その物体の色として認識します。

だから、その物体が赤く見えるは、赤い光を反射しているのですね。

 

では他の光はどうなったのでしょうか?

ほとんどの場合、その物体に「吸収」されます。

 

実は三つ目があるのです。

反射でも吸収でもない光、それが「透過」です。

物体の中に入った光の一部は吸収されずに、そのまま反対側に出てしまうこともあります。

もちろん、物体の材質や厚さが大きく影響します。

ガラスなどの透明な物体で起こる現象ですね。

反対側に出てしまう事が「透過」という現象です。

 

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