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第8話 陰陽五行説 色

2020年10月18日

自分の色を探して 第8話

「3」という数字と色に関して、「4」という色に関してお話をしてきました。

その流れで、今回は「5」にかかわる色彩のお話です。




 

前回の話は、四季や方角など身の回りの自然には「4」という数字が関係していて、そこに色を当てはめています。

その4つの色は青赤白黒です。

 

この考え方は、陰陽五行説に由来します。

「五行説」というからには「5」ですよね。

ということは「4」にもうひとつ追加するものがあるのです。

 

陰陽五行説とは

中国の古い思想に陰陽五行説があります。

日本人の暮らしに大きな影響を与えています。

干支(えと)もここから出ている考え方です。

 

自然だと木・火・金・水・これに「土」を加えます。

順番は木・火・土・金・水となり、「もっかどごんすい」と読みます。

つまり「土」は真ん中に追加するのですね。

 

東西南北には自分のいる位置を中央として追加します。

これが5つ目。

やっぱり真ん中です。

そして色は「黄」です。

東:青 南:赤 西:白 北:黒 でしたね。

ここに 中央:黄 が、追加されます。

 

四神に追加するのは麒麟です。(黄竜という説もあります)

青龍、朱雀、白虎、玄武 そして麒麟です。

赤は朱色で表現します。

黒は玄人(くろうと)の玄です。

 

星は填星(てんせい)ですが、これは土星のことです。

ここは聞き慣れない言葉が多いですね。

歳星(木星)が「青」、熒惑星(火星)が「赤」、太白星(金星)が「白」、辰星(水星)が「黒」、そして填星(土星)が「黄」です。

ところで、季節は四つです。

真ん中はありません。

これはどのようになるのでしょう。

まず、青春、朱夏、白秋、玄冬は、比較的よく使われる言葉です。

では、5つ目は何でしょう?

 

季節の変わり目はというのは微妙な時期です。

この時期は体調管理も重要ですよね。

そこで各季節の直前を特別な時期と決めました。

日本人の知恵です。

 

各季節の始まりである立春・立夏・立秋・立冬の直前の十八日間を「土用」と名付けて特別な日々としたのです。

今では立秋の前(つまり季節でいうと真夏です)が土用として有名ですが、他の季節の直前にも土用はあります。

 

「土用」のネーミングも、春が木、夏が火、秋が金、冬が水と関連性があり、そして季節の変わり目を「土」にしたのですね。

一番偉いのは?

さて、様々なものに追加して「4」→「5」としました。

では、この中で一番偉いのはどれでしょう?

 

本来はどれが上位とか下位とかはないのですが、それでも人は順番を付けたがるものです。

そして、中央に自分がいるので、そこが一番上位です。

だから、色の中で最も偉いのは「黄」ということになりました。

 

これは中国の考え方なので、中国では「黄」は皇帝の色です。

最も高貴な色なのです。

もちろん「黄金」につながる色なので、やっぱり「金」は、ナンバーワンなのですね。

 

ですから、中国では黄はとっても大事にされていて、やたらと着たりするといけないのです。

皇帝の色なのですから下々の者がむやみに身につけると、怒られます。



黄について

一般に「色」という場合は「色味がある」ことです。

白や黒やグレーは色味がありませんよね。

「色がついていない」と表現されます。

 

だからこの三つは「無彩色」と言われます。

グレーの日本語訳は「灰色」とか「鼠色」という風に「色」とはついていても「色」がないと認識されています。

反対に赤や青や緑のように「色味のある色」を「有彩色」と呼びます。

もちろん「黄」も有彩色のひとつです。

そして、黄は有彩色の中では最も明るい色なのです。

明るいとはどういうことかというと、カラー写真をモノクロコピーした時に白に近くなるということです。

青や赤は意外と黒っぽくなりますよね。

でも、黄はほとんど白くなってしまいます。

とっても明るいということです。

 

つまり黄は、最も目立つ色でもあります。

元気で活動的で陽気な色。開放的で明るく、発展的な色。

黄からどういうイメージを思い浮かべますか?

黄には幸福や平和のイメージもあります。

 

しかし、キリスト教では、ユダが着ていた服の色ということで、嫌う人が多いのも事実です。

これに限らず黄を負のイメージでとらえる考え方もたくさんあります。

黄は何につけ話題の多い色ですね。

 

オイシイ色

さて、色と「5」にまつわる話でしたね。

今度は、「味」についてです。

美味しさの五原色というのを聞いたことがありますか。

 

食欲をそそる色というのがあります。

それが五種類選ばれているのです。

 

まずは、今までお話していた黄ですね。

美味しい黄色い食べ物はたくさんあります。

特に果物が多いようです。

バナナ、パイナップル、マンゴー、多くの柑橘類。レモンやグレープフルーツなどはかなり黄色いでしょ。

そのほかにも、チーズ、バター、トウモロコシ、カボチャ、大豆など黄色い食材は美味しさにあふれています。

さらに極め付けは卵料理ですね。

 

次が赤ですね。赤い果物もたくさんあります。

リンゴ、イチゴ、アンズ、ザクロ、アセロラ、スイカなどなど。

その他にもお肉は赤いですよね。

マグロなど赤身の魚。

エビ、タコ、カニなどの魚介類。

トマトやニンジン、ラディッシュなどの野菜もあります。

 

次は緑です。なんといっても野菜ですよね。

キャベツ、レタス、葱、インゲン、グリーンピース、ほうれん草、きゅうり、ブロッコリー、アスパラガス。

お茶も緑です。

従来は上の三色を「食の三原色」と呼んでいました。現在ではあと二色加えています。

それが、白と黒です。

白い食材と黒い食材も美味しいものはたくさんあります。

白はすぐに思いつきます。ご飯とパンが白です。

大根、タマネギ、お豆腐などたくさんあります。



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黒はどうでしょう。日本食は特に黒くておいしい食材や調味料にあふれています。

お醤油、のり、ひじき、黒ゴマ、黒豆、昆布、椎茸、餡。

 

赤、黄、緑、白、黒この五色を揃えると栄養のバランスも良くなると言います。

お弁当作りの参考になりますね。

 

それとは逆に青は食欲をそそらない色の代表です。

青くてオイシイものって、あまり思いつかないのではないでしょうか。




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