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第3話 光合成 仕組み

2020年10月10日

自分の色を探して 第3話

季節感を感じるのは、自然に触れた時です。

風が肌にあたり、気温を感じ、空気の匂いを嗅ぎ、自然から聞こえる様々な音により季節を感じます。

もちろん、味覚から季節を感じる部分は大きいでしょう。

春夏秋冬、それぞれの味があります。

さらには、目に映る風景から季節を感じる事もできます。

日本は幸い四季がはっきりしていますので、季節感は感じやすい利点があります。

例えば、木々の緑に注目すると、一年を通して様々な変化を見せます。

特に落葉樹の変化は劇的です。




 

春はみずみずしく若々しい、淡い緑です。

それが夏になると、強く濃く、そして深い緑へと変わります。

秋には、紅葉です。

それまでほとんどが緑だった山々が赤や黄色に染まります。

そして、冬に向かっていく時期に落葉します。




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色彩と季節には密接な関係があります。

今回は、この木々について考えてみたいと思います。

 

その前に、物体に光が当たると

その前に、とりあえず色彩の話をしましょう。

色彩と話というよりは、光の話なのですが。

 

光は様々な色の波長で構成されています。

その光がバランスよく集まると透明の光になります。

これが太陽光ですね。

 

この光を波長ごとに分けてみると、色が現れます。

光を分けるので、分光と呼ばれています。

またの名を「スペクトル」こちらの方が、有名ですね。

虹の七色はまさに分光された太陽の光です。

では、物体に光が当たると、その光はどうなるでしょうか?

ある程度の光は「反射」され、その他の光は「吸収」されます。

「反射」ははねかえる光です。

光はたくさんの色を含んでいるので、そのうちの一部が反射します。

そして、私達は反射した光を、その物体の色として認識するのです。

 

だから、赤い色に見える物体は、赤い光を反射しているのですね。

では、その他の光はどうなったのでしょうか?

ほとんどの場合、その物体に「吸収」されます。

イメージとしては、次の図ですね。

他の色も同じです。

緑色に見える物体は、緑の光を反射し、その他の光はその物体に「吸収」されます。

青い色に見える物体は、青い光を反射し、その他の光はその物体に「吸収」されます。

クイズ:植物にとって一番不要な色は何色でしょう

植物は光合成を行っています。

光合成の仕組みを簡単に説明すると、水を分解して酸素を放出し、二酸化炭素から糖を合成することです。

そこには、必ず光エネルギーが必要です。

つまり光は植物の生育にはなくてはならないものです。

 

それではここで問題です!

植物が一番不要な色は何色でしょう?



先ほども述べましたように、物体に光が当たるとある波長の光は吸収され、ある波長の光は反射されます。

ここで言う「波長の光」は、「色」と置き換えることが可能です。

ということは、「必要な色は吸収され、不要な色は反射される」のですよね。

 

植物は光合成をしています。

そこでエネルギーを作り出します。

このエネルギーを作るために必要な光を吸収し、そうでない光は反射しているはずです。

 

そして反射している波長の色が、その物体の色として認識されるのでしたよね。

つまり、私たちに感じられる色が反射した光です。

それがすなわち吸収されなかった色です。

 

植物・・・葉の色は何色ですか?

緑ですよね。

ということは、植物にとって不要な色は・・・緑です。

植物の葉は緑色をしているのに、なんと、その緑色が植物にとっては、必要のない色だったのですね。

クイズの答え

クイズの答え:植物が最も不要な色は緑です。

 

これって、かなりショックな解答だと思いませんか?

緑の植物が不要な色が緑だったなんて!

 

他にも考え方があるとは思いますが、光の反射と吸収について論理的にたどっていくと、「植物にとって最もいらない色は緑」という結論になります。

 

その波長の色が必要とか不要とかいうのは、植物が光合成をしているから生まれてくる概念です。

その他の物体は光を能動的に吸収し取り入れているわけではありません。

むしろ反射する方に重きをおくべきでしょう。

なにしろ、その物体の色を表すものですから。

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